車両制作心得
車両データ作りに必要な要素
ノッチ曲線
- 電動機を使用して、電車を加速・減速する力を定義するために必要。
- 厳密な値が手に入らない場合は経験則の値を使うことになるが、根拠の無い数字を入力することとなるため厳密なシミュレーションには不向き。
諸元表
- 主に編成重量を定義するために使用する。
- 電車に働く加速力は「力/質量」の関係で求まるため、可能な限り厳密な値を使用した方が良い。
音
- あると臨場感が増す。
- 基本的に取材をして収録する。どうしても収録できない音は似たような音を掛け合わせて取り繕う。
運転台写真
- 運転台画像を作るため、でもあるが、各種状態の時の計器の値を読み取ったりする時にも使う。
- 非常ブレーキの時の圧力の値等。
心構え
観察眼を養う
- 可能な限り車両の挙動・計器の動きを把握する。
論理的な想像力を鍛える
- 車両の挙動・計器の動きから、車両の内部の機構の動きを考える。
- これは、プラグインを作る際に役立つ。
根拠を常に考える
- 車両の状態は諸装置の機構や物理法則で決まる。
- マイコン制御物ならば、何かの都合で時素や遅延を入れている場合がある
- 何秒経ったら何何なる、のような場当たり的な考えは回避する。
調査し続ける
- 分からない事は、自分の納得が行く・気がするまで徹底的に調べる。
- 自分なりの答えを識者にぶつけるとレビューできるので尚良い。
取材計画の立案
「夜討ち・朝駆け」を基本とする
- 収録活動は人目に付かない方がトラブルになりにくい。
- 人が少なく、確実に収録できる時間帯を選ぶ。
音は冬に収録する
- 夏は冷房の音が入るため不適。
失敗する事を前提とする
- 一回の収録で全てうまく行くとは限らない。
- 収録とは、失敗するものだ…と常に頭へ入れておく。
失敗の原因を自分以外になすりつけない。
- 収録活動を行っている自分自身が一番異常な事と認識する。